今回は熊本県の「阿蘇草原保全活動センター・草原学習館」をご紹介します。同館を運営する環境省阿蘇くじゅう国立公園管理事務所の職員様より、ジオパワーシステム導入後のご感想や施設概要等についてお話をうかがいましたのでレポートします。
ジオパワーシステムを導入した理由は?
通年で快適な施設環境を維持するとともに、ジオパワーシステムを導入し、空調負荷を低減することで、省エネや維持管理コストの削減につながることを期待し、導入しました。
導入後のご感想は
最初から導入していることから、特にジオパワーシステムの導入効果を実感するのは難しいのですが、(床下グリ石層の)蓄熱効果などにより、厳冬期での快適な利用の一助になっており、利用者からも好評です。
施設の概要について
阿蘇の草原は、野草地を主体とした日本最大の草原であり、地元の生業によって千年以上維持されてきました。一方で、最近100年で半減以下に減ってきており、今と変わらない草原を未来に残すため、様々な取組を行っています。本施設は、その一環として、草原をテーマとした「学習」「保全・再生」「利活用」の推進を目的として、草原環境学習の受け入れや野焼きボランティア研修等を行ってきており、年間平均8千人が利用しています。
Data
完 工 | 2015年4月 |
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GEOパイプ | 3本(φ380) |
GEOのタイプ | 多機能型換気システム(蓄熱有) |
GEO導入場所 | 会議室、事務室 |
延床面積 | 約637m2 |
GEO対象面積 | 約122m2 |
開館時間 | 9:00~17:00 |
休館日 | ※年末年始を除く |
入館料 | 無料 |
場所 | 熊本県阿蘇市小里656 |
お問合せ | 0967-32-0100 |
WEBサイト | http://aso-sougencenter.jp/ |