桐生市学校給食中央共同調理場は、新里地区を除いた桐生市の学校給食の調理、洗浄と配送業務を担っています。「安全で安心な学校給食の提供」 、「衛生管理基準に基づいた安全衛生管理の徹底」 、「効率的かつ適正な運営」の3つを基本理念により整備を行い、児童生徒に学校給食を提供されています。
旧調理場は、昭和44年に建築。築48年以上が経過し、学校給食衛生管理基準に一部準拠していないことや、施設・設備が老朽化したため、今年2月、新調理場を改築されました。調理場の煮炊き室は、室内の温度上昇などにより職場環境としては過酷な場所となるため、空調設備を補完する観点から自然エネルギー「地中熱」を利用しようとジオパワーシステムを導入いただきました。
施設は鉄骨造2階建て。供給給食数は一日あたり最大6000食とのことです。
システム導入後の職員様の感想
今年2月の運転開始後、設備の初期トラブルも心配でしたが、現在まで故障ゼロで空調機の補助システムとして利用しています。
主要機器が送風機のためシステムダウン時の影響が少ないのが良いですね。また、空気清浄機能が地中熱パイプにあり衛生面でも優れています。
Data
完 工 | 2021年2月 |
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設計 | 株式会社福島建築設計事務所 |
タイプ | 外気処理システム(蓄熱無) |
GEOパイプ | 16本(φ380) |
延床面積 | 3095m2(倉庫部分含む) |
敷地面積 | 8110m2 |