日本初!地中熱利用の地球環境配慮型コインランドリー
今回は、地中熱利用では日本初となる地球環境配慮型コインランドリー、「エコインランドリー」八王子滝山店様をレポートします。
店舗は2024年2月に東京八王子の滝山街道沿いにオープン。地中熱利用の環境にも優しい心地よい空間の中で洗濯ができるコインランドリーとして注目を集めています。
建物は木造平屋建て。ジオパワー以外にも構造材には多摩産材(無垢材)を使用し、壁はシラス壁(100%自然素材の塗り壁)を利用するなどのこだわりも。
構造材には多摩産材(東京の木)を使用
東京都の面積の36%が森林で、その大半が多摩川流域にあります。その多摩産材の木を使って家を建て、木を伐ったあとにはまた植林。その循環が、林業や地域を活性化し、東京の森林の再生、東京の自然を守ることに繋がります。
この循環は、CO2削減にも大きく貢献します。スギやヒノキなどの人工林、とりわけよく成長する若齢木は、多くの二酸化炭素を吸収し炭素を固定します。木材となり、住宅として使われてからも固定されたまま持続します。
またこのような木材の地産地消は、遠くから木を運搬する時に使用するエネルギー(発生するCO2) を削減する事にもなります。
100%自然素材の「シラス壁」を採用
外壁と入口側の内壁に「シラス壁」を使用しています。シラスはマグマの超高温で焼成された高純度無機質セラミック物質で、非常に細かい微粒子の中に無数の穴が開いた複雑な構造を持っています。
シラスの主成分である珪酸は、除湿剤の主原料でもあり、シラス壁には優れた調湿機能があります。またシラスに含まれるアルミナはガスの吸着性能が高く、シラス粒子中の空洞にニオイや化学物質の分子を吸着し、時間が経っても再放出しません。
シラスは自然素材の力で室内の空気を清浄化します。(調湿.消臭・抗菌作用等) 換気扇やエアコン、空気清浄機といった機器に頼ることなく、安心で快適な空気環境をつくります。また外壁材の「シラスそとん壁」はその断熱効果·遮熱効果により、節電しながら快適に過ごすことができます。
Data
完 工 | 2024年2月 |
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GEO施工 | 有限会社マイホームパートナー |
タイプ | 外気処理システム(蓄熱無) |
GEOパイプ | 2本(φ250) |
延床面積 | 69.56m2 |
GEO対象面積 | 46.67m2 |