地中熱利用24時間換気システム

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富士見みらい館様(東京都千代田区)


外観

東京23区初のPFIで整備された総合子ども施設

 富士見みらい館様は、富士見小学校・幼稚園の改築に際し、伝統ある「千代田区立富士見小学校」、幼稚園と保育園の一元化園「ふじみこども園」、学童クラブ・児童館的機能を備えた児童健全育成施設「富士見わんぱくひろば」を一体的に整備した総合的な子ども施設で、2010年1月に竣工しました。
 環境に配慮し、自然エネルギー利用設備は地中熱利用システムをはじめ、太陽光・風力の発電システム、雨水利用のための貯水槽、太陽熱集熱パネルなども設置。さらに建物の屋上や壁面を緑化し、グラウンドには天然芝を敷設されています。CO2排出削減、省エネルギー化はもちろん、児童の環境教育にもこれら設備を利活用することにより、都心にいながらにして自然と触れ合えるエコスクールを実現されています。

 ジオパワーシステムは同施設のアリーナ(体育館)部分に導入。ジオパイプ(地中熱交換パイプ)は26本埋設。
アリーナは地下から3層吹抜けで造られ、小学生の利用をはじめ、こども園やわんぱくひろばの子どもたち、地域団体へも開放しています。また、地震等災害時の避難所としても期待されています。
 環境教育をテーマに千代田区の研究協力校に指定されており、エコスクールとしての環境教育の研究を進めておられます。

施設概要

 富士見小学校は明治10年に開校の千代田区内屈指の伝統校です。
 ふじみこども園は富士見幼稚園と飯田橋保育園を幼保一元化した施設。千代田区内の幼保一元化施設としては2番目となります。
 富士見わんぱくひろばは同施設を整備したPFI事業による運営のもと、前身となる富士見児童館に預かり保育や中高生の居場所確保などの発展的要素をプラスして開館した児童健全育成施設です。(0~18歳までが対象)

Data

完   工 2010年1月
GEO施工 株式会社ジオパワーシステム
タイプ 外気処理システム(蓄熱無)
GEOパイプ 26本(φ250)

会報誌「大地の風」 398号に掲載







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