地中熱利用24時間換気システム

GEO Power System TOPページへ
facebook twitter Instagram youtube

長洲町小中学校様(電気料金・CO2削減等の効果)


地中熱を導入した長洲町小中学校

全ての小中学校(六栄・腹赤・長洲・清里小学校、腹栄・長洲中学校)に地中熱利用システム「ジオパワーシステム」を導入した熊本県玉名郡長洲町。同町の取り組みについては以前本誌でも掲載させていただきましたが、今回は同町教育委員会様より、導入後の電気料金の削減、CO2の軽減等の効果測定の資料をいただきましたのでご紹介いたします。以前の記事はこちら

ジオパワーシステム導入による効果
(健康面・節電面・環境面)

 まずは健康面ですが、ジオパワーシステムによって行われる換気や空気浄化機能がインフルエンザ等の感染症予防につながったとみられ、児童生徒の医療費が前年度比で平成30年度は約110万円、令和元年度は約72万円、令和2年度は約457万円の削減となっています。
 また、電気料金では、従来空調フル稼働との比較では、平成30年度は約872万円、令和元年度は約628万円、令和2年度は約487万円削減という結果が出ています。
尚、CO2の削減では、平成30年度は約192トン、令和元年度は約201トン、令和2年度は約187トンの軽減となりました。(図参照)

医療費削減、CO2削減、電気代削減

ジオパワー導入の経緯

 平成27年7月、国は「日本の約束草案」として温室効果ガス排出削減目標を2013年度対比で2030年度までに26%削減することを決定しました。
 次いで環境省は、温室効果ガス削減目標の達成への貢献を通じた低炭素社会の実現を目的に、再生可能エネルギーを活用した施設への導入、促進事業への補助制度をメニュー化。
 この流れを受け同町では、地中熱を利用した換気システムを導入することにより、長洲町の学校施設におけるエアコンの環境負荷の軽減と児童生徒の体調管理の向上を図ることを目的に導入を決定しました。
 二酸化炭素排出抑制対策事業費補助金(再生可能エネルギー電気・熱自立的普及促進事業)を活用され、平成28年度に、小学校4校、中学校2校の49の普通教室に導入。平成29年度は小学校4校、中学校2校の特別支援教室9保健室6室の15教室に導入されました。

地中熱利用システム図

以前の記事と中逸町長のお話(動画)はこちら


会報誌「大地の風」 397号に掲載







次の記事:

前の記事:


用途別