地中熱利用24時間換気システム

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熱中症予防は自然の力で



今年も猛暑がやって来た。予想では今年は冷夏だったはず。
30℃を越えるとさすがに暑い。ましてや35℃を過ぎるとやり場がない。こうなるとエアコンに頼るのもわからないでもない。しかし良く考えてみると、暑いからエアコンではたしていいのだろうか。冷気を作ると室外へはその熱量分だけ熱気を放出してヒートアイランドの原因の1つにもなる。

これを解決する方法はないのだろうかと考えて作ったのが地中熱を基本とした自然エネルギー換気システムである。地中にある夏の冷気と冬の暖気を有効に利用して、建物の基礎空調を行うシステムである。35℃の外気を20℃には出来ないが、24℃~25℃位には出来る。建物の日射等を考えても、政府奨励温度の28℃位には保てる。3年前にヨーロッパで発生した45℃を越える熱波、エアコンのない地域では熱中症により死者が続出したことも記憶に新しい。今年もモスクワは連日35℃を越える熱波だという。

自然エネルギーのこの地中熱利用換気システムは世界中に使用できるし、世界標準システムにもなりうる。「太陽」と「地盤」と「温度差」があれば、世界中で使える平等の地産地消エネルギーである。世界はさておいて日本での普及を目指して日夜ジオパワーシステムは奮闘中である。


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記事掲載日:2010年08月07日







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橋本 東光(はしもととうこう)
新エネルギー「地中熱」を利用した換気システムを開発。株式会社ジオパワーシステム会長。水産高校卒業後、捕鯨船のキャッチャーボートの機関員として乗り込み、大型貨物船の一等機関士となり船を降りる。その後、漁船などの修理業、鉄工業を経て建築業界に入り現在に至る。「住む人の幸せを育む空間づくり」を第一に考え開発に打ち込み、平成10年、人と環境にやさしい地中熱を利用した天然空調「GEOパワーシステム」を開発。著書に「大地の風~地球で住まいを冷暖房」(文芸社)がある。